日本経済新聞より
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20080112D2M1201Y12.html
シリア、核疑惑の施設再建か・米紙「爆撃受けた跡に」
【ワシントン=丸 谷浩史】米ニューヨーク・タイムズ紙は12日付で、シリアが昨秋のイスラエルによる空爆で施設を破壊された跡地に、再び類似の建造物を建設中だと伝えた。 空爆された建物は北朝鮮の協力を受けた核関連施設だった疑惑があるため、今回の建設にも関心が集まっている。
9日撮影した衛星写真で判明した。国際原子力機関(IAEA)も事実を把握しており、査察する必要があるとの方針を示しているという。 タイムズ紙によると建設中の施設は空爆前の施設と似ており、屋根の形状が異なる程度。シリアは空爆を受けた施設を迅速に撤去し、更地にしていた。
上記のようにシリアで核施設と思われるプラントが再建築されているとの報道がありました。
以前、建築されていた写真を見て、シリアで発電プラントにいた人に話を聞いたことがあります。
その結果、シリア独自では高度なプラント建設は難しく、他国の科学者、エンジニアがいないとプラントの構築はできないという話でした。
さて、シリアの核施設らしき建物ですが、果たして本当に中身は核施設なのでしょうか?
イラン・シリアの結びつきから想像するにはあまりにわかりやすい構図ではあります。
イスラエルがシリアへ攻撃する口実としてはとてもわかりやすく、国際社会の同意を得やすい話の展開だと感じます。
まだこの報道では牽制の域ですが、
①レバノンの大統領選の延長が続く中、
②イスラエルと(レバノンで依然として強い影響力を持つ)シリアの関係
③ブッシュ大統領の中東訪問での和平へのロードマップ
④会見でのイランを「世界一のテロ国家」というブッシュ大統領の声明文
から感じるのは、やや不穏な空気です。
イスラエルがレバノン、シリア、イラクへの攻撃をしてもアメリカは指示するという布石にはちょうど良いニュースが続いています。
イスラエルがシリア、イラクへ攻撃する場合、核施設への部分攻撃となりそうです。
しかし、内戦状態のレバノンにイスラエルが進行した場合、状況は緊迫したことになると思われます。
その時にシリアがイスラム教徒を守るためレバノンに進行した場合、イスラエルにとってシリアの持つ核施設及びその他への攻撃は防衛のためとみなされるでしょう。
イランへの攻撃にもアメリカの支援を受けやすいように考えられます。